地方都市の寂れた町にある葬儀社「芥子実庵」。親友の自死の知らせを受けた葬祭ディレクター、元夫の恋人の葬儀を手伝う花屋…。死を見つめることで、自分らしさと生への葛藤と決意を描く。『季刊asta』連載に加筆修正。