進路に迷う佐伯健太郎は祖父・宮部久蔵の事を調べるために、かつての戦友のもとを訪ね歩く。しかし、宮部の人物評は「海軍一の臆病者」だった。妻との約束、「生きて還る」ことに執着した男が、なぜ特攻を選んだのか?